下餌式のタチウオテンヤについて考えてみる

HOW TO

どうもスパタクです。

全国的にタチウオテンヤは人気のようですが、一番人気のテンヤはamazonを見る限り、ダイワのSSシリーズのようです。1000円を切る価格。フック交換式。非の打ち所がございません(笑)

私自身、タチウオテンヤ歴は1年未満でまだまだ初心者ですので、ネットを徘徊し色々な情報を入手します。

そこで最近の流行りを見てみると、針を隠すように巻きつけるというのがありそうです。

その理由は「違和感を与えないため」とのことですが、だったら針の下に餌を巻けばいいじゃんと。で探してみたらありました。

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ただ、現在は廃盤になっているようです。なんでだろ。それどころかがまかつ自体がタチウオテンヤ自体売らなくなっているよう。

上記の動画でもがまかつのテクニカルインストラクターを務めている三石忍さんがダイワのテンヤを使っていることからも何か理由があるのでしょう・・・

ただ、私としては下餌式にはいくつかメリットがあると考えています。

下餌式のメリット

下餌式のメリットとしてはテンヤを作製するときのメリットを含め、4つほどあるのではと考えています。それぞれを記載します。

バイト時の違和感低減

これは先述の動画にもありましたが、バイト時の違和感の低減です。下記の動画にもあるようにタチウオはイワシの胴体に食いついてくるようです。

その部分にフックがなくなるのであれば、バイト時の違和感を低減できるというのは理にかなってはいそうです。

ただ、針金をぐるぐる巻きにしているわけなんで、それはどうなんだという話ですが。名手の方々が針の軸を隠せといっているのできっとそうなんでしょう。

フッキング性向上

これは先の動画にもあったようにタチウオが食いついてくるところがイワシの胴体というところに関係しています。

がまかつの下餌式テンヤの紹介ページにも同様の記載がありますが、イワシの胴体に近いところに針先が来るので、掛かりが早いというものです。

出典:がまかつ

これもそうなのか?というところはありますが、タチウオテンヤの釣りがイワシを噛ませてひっかける釣りであるなら、針先は餌(イワシの胴体)に近い方が良い気がします。

ヘッドの小型化

これは設計によるところが大きいのですが、ウエイトを上部に持ってくることができるのでヘッド自体を小型化できるメリットがあります。

考え方自体は下記のテンヤが近いです。

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この腹部ウエイトを上部に持ってくればいいわけです。

私がよく行く遠州灘は基本が80号なので、ヘッドの小型化はシルエットのバランス的に結構メリットがあります。

餌止めを同時に鋳込める(イワシホルダーが不要)

これは完全に製作者目線なのですが、テンヤを自作するとフックに餌止めをつける必要が出てきます。私は糸とエポキシ樹脂(リンクはUVレジンですが)で固定していましたがこれがまぁまぁ面倒くさい

ですが上部にウエイトを持ってくることができれば、餌止めを同時に鋳込んでしまえます。これは私にとってはかなりメリットです。

下餌式タチウオテンヤの試作

今は廃盤になってしまった(みたい)とはいえ、メリットもいくつかありそうなのは事実。早速試作してみることにしました。

メルカリやYahoo!フリマで販売していたパッチりテンヤLEDのモデルをベースに下餌式に改造して、3Dプリンターでマスターを出力します。

出力後

画像では大したことないですが、ひとまわり小さくできました。このマスターを仕上げていきます。光造形の3Dプリンターならこの作業は不要なのですが、置き場所や臭気の問題から導入できていません。で、完成したのがコレ

餌止めを同時に鋳造できるようにしてあります。パッチりテンヤは基本分解が可能で、フック交換も可能なのですが、この下餌式はフック交換不可です。

このマスターを型取りして鋳造して

型の設計が悪く、餌止めが鋳造できないのが多数・・・

塗装しました。簡単にパープルゼブラとしました。ホロは無し。

で、アイのシールを貼って、仕上げをしたのがこちら

早速、遠州灘の哲遊丸に持ち込んでテストしました。

下餌式のテストに行ってきました。

当日はパッチりテンヤLED80号も同時にテストしました。釣り自体が初心者レベルの3人と私の4人での釣行で、一人に下餌式、一人に従来の自作テンヤを使ってもらいました(一人は船酔いで死んでいました・・・)。

いろんなテンヤをテスト

その結果、下餌式のテンヤの方が掛かっていたのでそこそこの効果があるのかも。というより、餌を撒いたことのないようなレベルでしたが、うまく餌を付けれて釣果を上げることが出来たというのが高ポイントのように思われます。

私も釣果を上げることができましたが、メリットは確かにあるような・・・餌を離しにくい感じがしました。

デメリットとしては、餌がある程度しまっていないと、キツく締めるとハラワタが潰れてしまうところがありそうです。

もう少し使ってみないと真価がわからなかったので、哲遊丸の船長に預けてきました。他のお客さんの感想が楽しみです。


また、送料込み1300円でメルカリ、Yahoo!フリマに販売中ですのでよかったら使ってみてください。

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