船釣りの船酔い対策で酔い止めを比較した

HOW TO

先日の越前ヤリイカメタルではまさかの船酔いを発症

あんなに気持ち悪かったのは久しぶり・・・

ただ、最近は遠州灘の釣りでもなんか酔いそうと思うことが多く、対策が必要かと思っていました。

いつもの私の対策は前日の夕食は軽め(脂っこいものを避け、腹八分目)にして、乗船の1時間前にアネロンとウィダーインゼリーを飲むのというもの。釣行中は特に何もしません。

これでも、釣行中に酔いそうになってしまったらアネロンを追加(禁じ手)して凌ぐといった感じでした。

大抵追いアネロンでなんとかなってきましたが、最近はそれでも効かないことが多いので、対策を考えてみることにしました。また、実践も行いある程度効果を感じることができたので紹介したいと思います。

なぜ船酔いするのか

まず、なぜ船酔いするするか?ですが、AIがまとめると以下になるようです。

  1. 内耳の刺激:
    • 内耳の三半規管は、体の平衡感覚を感知する器官。
    • 船の揺れや動きによって三半規管が刺激され、その情報が脳に送られる。
    • 慣れない揺れや不規則な動きは、内耳の刺激を過剰にし、脳を混乱させる。
  2. 目からの情報との矛盾:
    • 目から静止している景色や壁などを認識していると、脳は体と視覚情報との矛盾を認識する。
    • 脳は、この矛盾を解決しようとするが、過剰な刺激と矛盾の情報によって混乱し、自律神経に異常な信号を送る。
  3. 自律神経の乱れ:
    • 自律神経は、血圧や消化器の働きなどをコントロールする。
    • 脳の混乱によって自律神経が乱れると、吐き気、めまい、顔面蒼白、頭痛などの症状が現れる。

なるほど。要は目と内耳の矛盾によって脳が混乱し、自律神経が乱れることが原因のようですね。

遠くを見れば良いとも聞きますが・・・


目を瞑って寝てしまえばよくなる人もいるので納得はできそうです。ただ、釣りで目を瞑るのはなかなか難しいと思います。手感度だけではどうにもならない釣りもありますし・・・

そうなると酔い止めの成分は内耳の活動を抑えたり、自律神経を整えたりする成分が必要になりそうです。

大抵の酔い止めに入っているスコポラミン臭化水素酸塩水和物は自律神経を抑える働きがあります。みんな大好きアネロンやセンパアに入っています。

抗ヒスタミン剤はアレルギー用の薬ですが、ヒスタミンが嘔吐中枢を刺激するのを防ぐ働きもあるそうです。

以下に表で示しますが、大体の酔い止めはこのスコポラミンと抗ヒスタミン剤で構成されているようです。

酔い止めが効く効かないの要因はなんなのか

普通に乗船の1時間まえに酔い止めを飲むとして、効く効かないがあると思います。これはきっとですが、抗ヒスタミン剤が自分に合っている、合っていないが大きいのだと思います。

花粉症のアレルギー薬でも合ってる、合ってないで効き方が変わってきますので、そう驚くことではないかと思います。有名どころの酔い止めの成分をまとめたのが下記の表になります。

この表を見るとわかる通り、各社抗ヒスタミン剤の種類や量で独自性を出しているようです。コーラが効くというのはカフェインが効いてそうですね。

他にも血糖値が下がるのも自律神経の乱れを引き起こすとのことですので、コーラがここでも効きそうです(笑)

私は酔いそうな時はガムを噛んでいましたが、キャラメルや飴の方がいい気もしました。大体軽食で、空腹に近い状態で釣りをしてますので。。。


アネロンが最強とされる理由はマレイン酸フェニラミンの効果が大きそうです。アネロンニスキャップにしか処方されていません。
逆にアネロンが効かない人はトリブラやトラベルミン、セイブ錠が良いかもしれません。

考え出した対策

私は基本的にアネロンを飲んで、やばくなったら追いアネロンといった感じでしたが、最近はそれも期待薄。となると追加で飲むのはアネロン意外が良さそう(もちろん非推奨)。

アネロンには内耳の血流を増加させる薬が入っていないので、それはコイツで補うことにしました。

なんでも耳たぶしたの凹んでいるところに貼ると酔わないとか。血流改善効果を狙っているのであれば可能性がありそうです。また、酔いに効くツボがあるとか。

乗物酔いに効くツボ|アネロン【エスエス製薬】
めまい、吐き気、頭痛など乗物酔いによるつらい症状を和らげるツボを紹介します。乗物内で簡単にできるので試してみるのもいいでしょう。エスエス製薬の乗物酔い薬「アネロン」。


結局

  • 前日は軽めの夕食
  • アネロンは乗船3時間前
  • 1時間前になにか口にいれる
  • 耳の下の凹んだところと、手首のツボにエレキバン
  • キャラメルとアメをなめる
  • ヤバくなったらすぐさまセイブ錠を飲む

といった方法で今回はチャレンジしてみることにしました。

実はセイブ錠はXで教えてもらった薬で、追いアネロンより効果があるとのことです。やはり抗ヒスタミン剤が効いていそうです。

効果検証

当日の状況は風速〜6.0m、波高〜1.5mと酔い止め効果を検証するにはうってつけの状況でした。釣りにくくなるのはNGですが。

前日の夕食は腹八分目にし、乗船3時間前にアネロンを飲んで、1時間前にウィダーインゼリーを飲みました。固形物も食べた方がいいとのことだったので、スニッカーズのミニサイズも同時に食べます。これは血糖値の上昇も狙っています。

ポイントに向かう途中で「なんかヤバそう」となったので、早めにセイブ錠を飲むことにしました。そして、釣りしている最中はパイン飴とキャラメル!

ポイントにつく頃にはヤバそうな感覚も収まり、かなりうねりのある状況でしたが、最後まで釣りを楽しむことができました。

揺れの中仕掛けをほどいたりしましたが、まったくといっていいほど酔う感じが無かったので、かなり効果があったのだと思います。

曇りのほうが酔いやすい気がする。。。

同時にいろいろな対策を展開したので、どの対策に効果があったのかわかりませんが、個人的にはセイブ錠が良かったと考えます。

序盤の酔いそうな感覚が、飲んでから10数分でなくなりました。あくまで非推奨ですが、アネロン+セイブ錠は成分的にも良かったのだと思います。


船酔いで悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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