膨張式ライフジャケットは装着時の軽快感の代償として、暴発のリスクがあります。
使用し始めて数ヶ月、私は大丈夫と思っていましたが使用後の乾燥の際、気がついたら暴発していました。原因は天日干しかと思います（取扱説明書は陰干し推奨）。
膨張してしまったライフジャケットはそのままでは使用不可能ですので、ボビン（スプール）、ボンベを交換して使用できる状態に戻す必要があります。
使用ライフジャケット
私の使用しているライフジャケットはブルーストームのソバーウエストです。
桜印付きで、ウエストタイプの膨張式ライフジャケットで最安なのではないでしょうか。
専用交換用キット
ソバーウエストに使用されている充気装置は、ハルキーロバーツ社製V90000(HR 6F)シングルインジケーター付き充気装置とのことです。また気室の膨脹には、16g炭酸ガスボンベを使用し、7.5kg以上/24時間以上(初期浮力約9kg)の浮力を作るとのことです。
そして専用の交換キットが販売されています。
16HR 6F KIT
ただ、高い。本体が1万円ちょっとなのに交換キットが3000円というのは流石にボッタクリな気がします。
ボンベはロードバイク用に16gのものを使用していますが、1本数百円です。
ボビンがどういうものなのかは不明ですが、1個1000円もしないはず。ということで代用品を探してみることにします。
代用品（互換品）で済ます
ボンベは先述の通り、ロードバイクの緊急時のパンク修理用にストックしているものを使い回すことにします。ネジ等は互換性があります。amazonで5本で890円です。ヨドバシカメラ等でも入手できます。
ボビンもAliExpress等に似たようなものが数百円で売られていましたが、自動膨張が効かないと流石に怖いということでこちらはブルーストームの正規品を購入することにしました。
コレ1個1800円は流石に高い。ただ、ボンベを代用品にするだけで3000円→2000円で1000円得することができました。
あくまで自己責任ですが、ハルキーロバーツ社だってCO2ボンベを自社で製造しているわけではないでしょうし、いつも使っているボンベで問題ないかと考えました。
交換方法
ボンベとボビンの交換は説明書に沿って行えばOKです。
先ず、膨らんだ空気を抜かなければいけません。これはキャップを突っ込めば簡単です。
次にボビンを取り外して、本体側を洗浄します。私は濡れティッシュで拭き取ることにしました。
次に手動レバーを元の位置にもどり、インジケータークリップを取り付けます。下記の写真のようになっていればOKです。
新しいボビンに交換します。インジケーター側のボビンを外しておきましょう。かなりきつく取り付けられているので力が必要です。
取り外せたら、ボビンを本体に挿入し、インジケーターキャップをはめればOKです。
組立時のマーキングを合わせればOK。次にCO2ボンベの取り付け、カバーに収納すれば完成です。
最後に
代用品はあくまで代用です。たかだか1000円の差なら正規品を買ったほうが安心かもしれません。わたしはたまたま16gのCO2ボンベをもっていたから良かったですが、そうでない人には命に関わるものですので、正規品をおすすめしたいと思います。
ただ、ボビンも互換品を海外通販で入手する方法もあるので、そのうち試してみたいと思います。
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