小型二輪MTの免許を取得しました。
もともとはスーパーカブ50をにボアアップしたいと思ったことがきっかけです。

普通自動車免許を持っている場合、小型二輪MTの技能教習はわずか11時間。
「11時間なら、1日2時間乗れば数日で終わるじゃん!」
自分も最初はそんなふうに考えていました。
ところが、実際はそんなに簡単ではありませんでした。
そもそも教習の予約がなかなか取れない。さらに卒業検定では、まさかの一本橋から転落。
結果、卒業が1週間延び、追加で11,000円が消えていきました(笑)。
そして最終的に入校から卒業まで、2ヶ月近くかかってしまいました。
この記事ではそんな自分の失敗談とあわせて、
「たった11時間の小型二輪MT教習って、実際に何をするの?」
という、免許取得前に自分自身がかなり気になって調べていたことをまとめます。
これから小型二輪MTを取ろうと思っている人の参考になれば幸いです。
※教習内容や順番は教習所によって異なる可能性があります。この記事では自分が実際に受けた教習をベースに紹介します。
小型二輪MTを取った理由はカブの85cc化
釣りの足としてスーパーカブ50を購入したのですが、一つ問題があります。
近場を走るだけなら50ccでも十分ですが、幹線道路を走ろうとすると30kmの速度制限や二段階右折はかなり厄介。
そこでカブを85ccにボアアップして、原付二種として乗ることにしました。
そのために必要になったのが小型二輪MT免許です。カブはATでも乗れますが、どうせなら!とも思い、MTを取得することにしました。XSR125がかなりかっこ良かったと言うのもあります(笑)
小型二輪MTなら数日で取れると思っていた
普通自動車免許を持っている場合、小型二輪MTの技能教習は11時間(10時間技能、1時間学科)。
これを知ったとき、「めちゃくちゃ短いやん」と思いました。
1日2時間乗れば、単純計算で6日程度。
仕事もあるので毎日は無理としても、それほど時間はかからないだろうと思っていました。
しかし、実際に通い始めると問題になったのが教習の予約でした。
11時間でも予約が取れなければ終わらない
当然ですが、自分以外にも二輪教習を受けている人がいます。
そのため、自分が行きたい時間に必ず予約が取れるわけではありません。自分の場合、2日連続で教習を受けられることすら稀でした。2日連続で取れたのは1日だけだった気がします。
短期取得のコースなどもあるため、そういった人が優先されているのかもしれません(お金もかかるので当然です)。
少なくとも、「11時間しかない=すぐ免許が取れる」とは考えない方がいいと思います。
教習時間そのものよりも、予約を取って11時間を消化するまでに時間がかかりました。
これから申し込む人で「○月までに絶対取りたい」という期限があるなら、申し込み前に予約状況や、どのくらいのペースで技能教習を受けられそうか確認しておいた方がいいと思います。
そもそも11時間で何を教わるの?
そして、自分が免許を取る前に一番気になっていたのがこれです。
「たった11時間で何をやるんだ?」
普通にバイクを走らせるだけではありません。一本橋、クランク、急制動など卒業検定に必要な課題も覚えないといけない。
ネットで「小型二輪MT 教習内容」などと検索して、自分もかなり調べました。
せっかく実際に11時間の教習を受けてきたので、ここからは各時間で何をやったのか順番に紹介します。
1時間目|教習の受け方、乗り降りの基本
1時間目はホントに基本的なことだけでした。
プロテクターの借り方、付け方、戻し方を教わったり、ロッカーの使い方を教わったり。
一通り、教わったら今度はバイクの乗り降りの仕方を教わります。
バイクの運び方とか、キーの回し方、燃料の残量の確認、エンジンの掛け方等。
初日は運転しませんでした。
2時間目|基本的な運転
1時間目に引き続き、乗り降りの基本を教わったら、実際にコースを走ります(いきなり)。
カブの50ccと比較すると125ccでもとんでもないパワー。
先をいく教官を追いかけながら、コースを走り、8の字やクランクを回りました。クラッチの操作があるので、普通自動車免許をATで取っている人にはかなり難しいかと思います。
コースを数週ぐるぐる回ったら終了時間でした。コース内は教習中の自動車や信号機があるので意外と「乗っていない時間」があります。
3時間目|AT車体験&コース走行
3時間目は最初に少しだけAT車に乗りました。
小型二輪なので125ccのスクーターです。
MT車とは操作感がかなり違いますが、AT車に乗る時間はそれほど長くありません。その後はMT車に戻って、教習所内のコースを走ります。
この頃になると、発進・停止・ギアチェンジには少し慣れてきて、
- クランク
- 8の字
- コース走行
などを繰り返します。
さらに卒業検定の課題になる急制動も少しだけ体験。
まだ3時間目なので、「卒検の練習をガッツリ」という感じではなく、一通りの課題を経験していく感じでした。
4時間目|シミュレーター教習
4時間目はバイクには乗らず、シミュレーターを使った教習でした。
ABSがある場合とない場合でブレーキをかけたときの違いや、路面状況によってどれくらい止まりにくくなるのかなどを体験します。
実車では危なくてできない、「スピードを出しすぎるとどうなるのか?」みたいなこともシミュレーターなら体験できます。
小型二輪MTは教習時間が短いので、
「今日はバイクに乗らないのか……」
と少し残念でした(笑)
5時間目|急制動と危険回避、見極め
1段階最後の実車教習です。いわゆる見極めです。
急制動の練習に加えて、教官が出した旗を見て左右に回避するような危険回避の体験もしました。
そして、いよいよ卒業検定で使うコースも走りました。
私が通った教習所ではAコースとBコースがあり、この時間はAコースを走りました。
ここまで来ると「バイクを動かす練習」というより、
卒業検定を意識して決められたコースを正しく走る練習
という感じになってきます。見極めという意識もなかったですが、普通に合格。
というか小型は乗る時間が短すぎる気がします。
全くのMT素人だと、後2時間は欲しいと思います。
6時間目|シミュレーターで街中を走る
2段階最初の教習もシミュレーターでした。
今度は実際の街中に近い環境を走ります。
歩行者がいたり、バスなどの大きな車がいたりするので、
「こういう状況ではどう走れば安全なのか?」
を考えながら走ります。
教習所内では再現しにくい、実際の公道で起こりそうな状況を体験する教習でした。実際には「そりゃねぇよ!」みたいなことが多いですが。。。
7時間目|事故が起こりそうな場面を体験
この時間もシミュレーター。全然バイクに乗れないので卒検大丈夫か?と言う気持ちになってきます(笑)
信号や交差点など、事故が起こりやすい場面をケーススタディ的に体験します。
実際に事故になりそうな状況を経験して、
「どこに危険があったのか?」
「どうすれば回避できたのか?」
を確認していきます。
このあたりはバイクを上手く運転するというより、公道で事故らないための教習という印象でした。
8時間目|Bコース練習。そして一本橋で落ちまくる
久しぶりの実車。今度は卒業検定で使用するBコースを練習します。
コースを覚えながら、
- 一本橋
- クランク
- 急制動
- 坂道発進
など、卒検で使う課題も繰り返していきます。
そしてなぜか、この時間は一本橋から何度も落ちました。けど、数回やったら落ちなくなったので、まぁ本番は大丈夫だろ〜と思っていました。
このときは、まさか卒業検定でも一本橋に泣かされることになるとは思っていませんでした……。
9時間目|シミュレーターで走って、みんなで振り返る
再びシミュレーターです。9時間目と10時間目はセットになっていて、連続で受講しなければなりませんでした。
シミュレーター上のコースを走り、その結果について同じ教習を受けている人たちと確認します。
「ここは良かった」
「ここは危なかった」
といった感じで、お互いの運転を見ながら振り返ります。
実車に乗る教習とは違って、安全運転について考える時間という感じです。
10時間目|シミュレーターの振り返りと安全運転
前の時間に行ったシミュレーター教習について、良かったところ、悪かったところを共有します。
さらに安全運転に関する動画などを視聴。この頃はどんだけシミュレーションあるんだよ。。。と思っていました・
11時間しかない小型二輪MTですが、11時間ずっと実車に乗れるわけではありません。
シミュレーターや安全運転について学ぶ時間もかなりあります。
これも実際に教習を受けるまで、私にはよく分かっていなかった部分でした。
11時間目|いよいよ見極め
最後は卒業検定前の見極めです。
ここまで来ると新しいことを覚えるというより、ひたすら検定に向けたコース練習。
なんとなく教習の流れから、
「たぶん卒検はこっちのコースなんじゃないか?」
と予想して、そのコースを中心にグルグル走りました。
1時間で3~4周くらいは回れたと思います。
無事に見極めをもらって、あとは卒業検定です。
卒業検定|まさかの一本橋で終了
卒業検定当日。
朝9時30分頃に集合して、説明などを受けてから試験が始まりました。
私のときは大型、中型、小型の順番で試験。
そして自分の番。
ここまで教習を受けてきたので、
「普通に走れば大丈夫だろう」
くらいに思っていました。
ところが――
一本橋で落ちました。
卒業検定では一本橋から落ちると、その時点で検定中止。
まさかここで終わるとは……。
当然、不合格です。
しかも次の卒業検定まで約1週間。
追加教習と再検定で11,000円余計にかかりました。
「小型二輪MTなら11時間だし、サクッと取れるだろう」
と思っていた私には、なかなか痛い結果でした。
補習|とにかく一本橋を練習
1回落ちてしまったので、次は同じ失敗をするわけにはいきません。
そこで再検定の直前に追加教習を予約しました。
できるだけ感覚が残った状態で卒業検定を受けたかったからです。
この時間は、とにかく一本橋。
何回渡ったか正確には覚えていませんが、20回くらいは渡った気がします。
ここまでやると、さすがに一本橋にも慣れてきました。
卒業検定2回目|今度は無事合格
2回目の卒業検定は朝8時30分頃に集合。
この日は試験官の都合もあって、中型チームと大型・小型チームに分かれて検定が始まりました。
前回落ちた一本橋も今回は無事クリア。
そのまま最後まで走り切って、
無事合格!
この日は17人ほど受験していましたが、私が見た範囲でも坂道で立ちゴケした人や、クランクでパイロンを倒してしまった人など、3人くらい不合格になっていました(中型2人、大型1人)。
小型二輪MTは教習時間こそ短いですが、
「11時間しかない=簡単に取れる」ではありませんでした。
むしろ短い時間の中で一本橋、クランク、急制動、坂道発進、検定コースまで覚える必要があります。
しかも予約が思うように取れなければ、教習と教習の間も空きます。
私の場合は最後に一本橋で落ちてしまい、予定より1週間長く、費用も11,000円余計にかかりました。
結果論ですが、これだけ時間がかかるのであれば中型免許を取ってしまうと言うのはホントにアリかと思います。
この辺りは自動車学校の都合もあるので、よく確認することが大切です。
最後に。余裕を持って申し込んだ方がいい
小型二輪MTは、普通自動車免許を持っていれば技能教習が11時間と短いです。
先述の通り、自分も最初は、「1日2時間なら数日で取れる」と思っていました。
でも実際には、教習予約が思うように取れなかったり、卒検に落ちたり思ったより時間がかかりました。
最短で取れる時間だけを見て予定を組むと、自分みたいになる可能性がありますので要注意です。
次は運転免許試験場で免許の併記です。
実際に免許センターへ行って、
- 何を持っていったか
- どこで手続きするのか
- いくらかかったのか
- どれくらい待ったのか
- 免許を受け取るまで何時間かかったのか
についても別の記事にまとめます。




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